下表は、イスラエル、レバノン、ヨルダンにおける3月15日から9月1日までの感染者数、死亡者数、ワクチン接種率の統計です。
前述したイスラエルの隣国にある気候、風土が、あまり変わりないレバノン、ヨルダンにおいて、ワクチン接種率と感染者数、死亡者数の関係を見てみました。
イスラエル ワクチン接種率 60.7%
ワクチン接種率が60.7%とされるイスラエルでは、ワクチン2回接種後の6月後半から感染者数と死亡者数が増加しています。
下のグラフには、3つの大きな山が見られます。3つ目の山は、6月後半から感染者数の増加が始まり、9月1日現在で、2つ目の山よりピークが高くなっています。
次に死亡者数を見てみると、感染者数と同様に死亡者数が増加しています。
イスラエル死亡者数
次にレバノンの感染者数は、イスラエルと同様に6月後半から上がり始めますが、8月の中旬を境に下がりだしています。
レバノン感染者数
次に死亡者数を見てみると、6月終わりからピークが見られずに1桁が続いています。
レバノン死亡者数
そして、レバノンでの予防接種率は、16.0%です。
レバノン ワクチン接種率 16.0%
最後に、ヨルダンでの感染者数の推移は下記のグラフのようになります。
ヨルダン感染者数
そして、その死亡者数は、感染者数と同様にピークは見られませんが2桁で推移しています。
ヨルダン死亡者数
そして、ヨルダンでの予防接種率は、29.4%となります。
ヨルダン ワクチン接種率 29.4%
イスラエルでは、ワクチンの効果の薄れる4〜6ヶ月後に感染者数が増加し、それに比例するように死亡者数が増加しています。レバノンでは、感染者数に反比例し、死亡者数が減少しています。また、ヨルダンでは、感染者数と死亡者数の曲線が同等となっています。この事より、ワクチンの接種率が高いほど、死亡者数が多いという結果となります。
Data base
つづく
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