畑の生態系

今年で、ハマナスを育てる計画を立ててから、ちょうど10年が経ちます。

(上写真)当時の苗木


当初、まだ小さかった苗木も今では背丈が2mを超える大きさになりました。そして、今年は、たくさんの花を咲かせました。

しかし、このハマナスは、特に肥料や水もあげることなく、刈り取った下草と山から取ってきた腐葉土、少しのミネラル、そして空から降る雨水のみで育ったものです。また、畑は霧が多く、毎朝、朝露で雨が降ったようになります。

そして、ここ数年、この畑に様々な動植物が集まるようになりました。

見たことのない薬草や、ニホンカワトンボ、ルリボシカミキリなどの昆虫、そしてホウジロなどの野鳥などが一つのコミュニティーを作っています。

バラの苗を移植した当初は、アブラムシが出たり、赤サビ病が出たりしていましたが、今ではそういったこともなくバラ達は元気に育っています。

これは雑草と言われる植物群が病気を抑え、昆虫や動物が一つの生態系を作り、上手くバランスを取り合っているのが理由だと思います。

ここ数年のハマナスは、香りも強く豊かになっています。

0コメント

  • 1000 / 1000