ハマナスの香り

今朝は、畑でハマナスの写真を撮っていました。

ハマナスの蕾


畑では、たくさんのハマナスの花が咲き始めていますので、来週くらいから、花の蒸留が始まりそうです。

ハマナス八重


このハマナスの香りは、フローラルの中に少しスパイシーな香りが混ざっています。

この香りの正体は、オイゲノール、イソオイゲノールという成分です。 

これは香辛料で使われるクローブの主成分で、殺菌作用や抗菌作用、抗酸化作用に優れます。

また、ハマナスの主成分である香りは、2-フェニルエタノールとシトロネロールで、この二成分だけで全体の約75%を占めます。

その他成分としては、シトロネリルアセテート、リモネン、リナロール、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、ベンズアルデヒド、2-メチルペンタナール、フェニルアセトアルデヒドなどが含まれます。

これらの香り成分が一つとなりハナマスの香りを構成しています。

現在、ハマナスの香気成分は、約60種類ほどが見つかっていますが、いまだ知られていない未知成分が、まだ多くあります。

草刈り


何故、植物は一つの香り成分だけでなく、多くの成分を作ったのか。

その前に、植物は何のために香りを作っているのか。

モダンローズ


おそらく、その答えは、単純で生きていくために香りが必要だったからだと思います。

私たちは、植物が作る香りを、好きだとか嫌いとか、甘いとかスパイシー、フルーティーなどと情緒的な表現をしますが、植物にとって、香りとは、ただ生きるために必要な道具であると思っています。

ペパーミント


では、この香りの正体が何で、植物にとって何故?必要なのかを何回かに分けて考えていきたいと思います。

ありがとうございました。

つづく

0コメント

  • 1000 / 1000