昨日、畑に行きましたところ、バラが元気よく育っていました。普通、バラは良く病気にかかるようですが、畑のバラたちは病気とは縁がないようです。
おそらく、色々な雑草と一緒に育っているためだと思います。
ダマスクローズ
モダンローズとタンポポ
この時期の畑は、一面、タンポポの花で覆われます。
基本的に畑の雑草はそのままにしていますが、バラの周りに生える草と背丈の高い草のみは除草しています。
タンポポ
今週初めに、タンポポの花を1〜2時間ほど摘みましたが、花が咲く位置が低いため腰が痛くなりました。
このタンポポの花からエキスを抽出し、ジャスミンオイルの原料とします。
タンポポの花から取ったエキスは、太陽の香りのする鮮やかな色をしていますので、ジャスミンとの相性が良いです。
今、この森を里山化するための計画を立てています。これは山に生えているクマ笹を、剪定バサミで、一本一本根元から切っていくという、気の遠くなる作業です。
クマ笹
普通、笹を駆逐する場合には、除草剤を使うか、ブルトーザーで下の土ごと笹を除いてしまいますが、これをすると土の層や植物を傷つけてしまいます。
労力はいりますが、剪定バサミで、一本一本笹を切っていくことで、笹の下で、次の順番を待つ新しい植物が芽吹きだします。
この笹が無くなったスペースには、カタクリやエンゴサク、ニリンソウ、ウド、行者ニンニクなどの野の花が咲き始めるようですが、笹を剪定してみないことには、何とも言えません。
この植物たちが待つ時間は、50年なのか、100年なのか、1000年単位なのかは、ほとんど何も分かっていないようです。
ヤチブキ
先日、堀田 清先生という方にお会いしてきました。堀田さんは、北海道医療大学の薬学部の先生で、10年ほど前から荒れていた大学の山を剪定バサミ一本で里山化してきた方です。
一本一本、クマ笹を根元から切ることで、行者ニンニクやオタネニンジン、カタクリなどの、さまざまな植物が芽生え出し、豊かな森の植生が復活したとお話しされていました。
実際の森にも案内してもらいましたが、春の花や山菜が集落ごとに咲いていました。
ブログにもされており、面白い記事ですので、興味のある方は読まれて見て下さい。
<堀田 清の元気がでるおはなし>
http://blog.livedoor.jp/maruhogenkinotane/archives/51355486.html
http://blog.livedoor.jp/maruhogenkinotane/archives/51347961.html
カタクリ
今回の計画では、2〜3年の月日をかけて森のクマ笹を取り除き、現れてくる植物を観てみたいと思っています。
それにしても、凄いクマ笹ですね。
また、報告します。
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