春の香り 続

札幌は快晴が続いていましたが、今日は、朝から雨がポツポツと降っております。

下の写真は、近くの森で取れた山菜です。これらの山菜は、ほとんどクセや灰汁がなく、そのままで生で食べれます。

この時期、ほぼ毎日、山菜を採って食べています。

左から順に、ミツバ、アサツキ、エゾエンゴサク、野カンゾウとなります。この位の量ですと、5分程で採れてしまいます。

エンゴサクは、ケシ科の植物ですので、その根茎は鎮痛作用を持つことが知られています。そのため乾燥させた根は漢方薬の原料となり、その鎮痛効果は、阿片の1/100くらいとされます。

北海道では、四月中旬から五月上旬まで、可憐で香りの良い花をつけます。

エゾエンゴサクのサラダ


エゾエンゴサクにアサツキ、カンゾウを混ぜ合わせたサラダは、レモン汁とオリーブオイルのみで食べます。

仄かな花の香りとレモン、オリーブオイルが絶妙に混ざり合い、とても美味しく食べれます。

エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)

学名:Corydalis ambigua 

ケシ科/ キケマン属

分布: 北海道から東北

使用部位: 根茎

薬効: 中枢神経抑制、鎮痛、鎮痙

有効成分: デヒドロコリダリン、テトラヒドロパルマチン、ブルボカプニン

効能、効果: 胃痛、胃炎、腰痛、肩こり、生理痛、通経、月経不順、月経困難、浄血

漢方処方例: 安中散、折衝飲

ミツバ


行者ニンニクは、炒めものと細かく刻んだものを醤油に漬け、ご飯にのせて食べました。

行者ニンニク


身近な場所に、栄養価の高い、新鮮な野草が多くありますので、是非、旬のエネルギーを生活に取り入れてみて下さい。心身ともに元気になると思います。ありがとうございました。

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