香りの旅 四国

今週は金曜日から関西、四国、中部に来ていました。北海道からは移動距離や時間も長く、ほとんどの時間電車とバスに揺られていました。

金曜日の朝早くに千歳空港から神戸に飛び、三ノ宮駅で鈴鹿医療科学大の先生と待ち合わせてから高速バスで淡路島、四国へと移動しました。今回は、四国にありますナノミストの会社にお邪魔しました。この会社では超音波を利用した水の霧化ということをしています。

『淡路島から見る瀬戸内海』


植物から香り成分を抽出するには、普通、水蒸気蒸留という方法がありますが、これは原料を高温に加熱をしなければ香り成分を抽出できません。この方法は、加熱による香り成分の変質やロスがとても大きです。

しかし、この機器は超音波を使用しますので、出力を調整すれば植物を加熱しないで香り成分を抽出することができます。植物を機器に直接入れることはできませんでしたが、前処理をすることで蒸留が可能となります。世の中には色々な機器があります。

植物から香り成分を抽出するには、さまざまな方法がありますが、原理としては何らかの方法で香り分子の振動数を上げればよいです。例えば、電子レンジの原理であるマイクロ波や水蒸気蒸留などの加熱、そして今回の超音波などです。

これに減圧というものを加えれば更に効率が良く抽出できます。この会社では、振動子に1.4と2.6MHzの振動数を使用していました。大変参考になりました。

『松浦酒造』


この会社の社長さんの実家が造り酒屋さんでしたので、帰りに酒蔵に寄せて貰いました。ここの吊るしというお酒が美味しくてびっくりしました。

このお酒は絞らずに吊るして、落下するお酒を集めたものです。日本酒はあまり飲めませんが、このお酒は香りも良く、コクがあり本当に美味でした。価格は500mlで4500円。

 この後、すぐに大阪行きのバスに乗り、その日のうちに三重まで移動しなければなりませんでした。四国の日帰りです。

今回は一緒に同伴していただいた先生が、伊勢神宮との関係が深く、神宮で正式参拝をしたら良いと言うことになりまして、急遽、内宮で参拝をすることになりました。今年、五月に淡路島の伊奘諾神宮で正式参拝をしていますので、ニ回目の正式参拝となります。今まで正式参拝というものには一度も縁がありませんでしたが、年二回となると色々忙しいです。

『橋の名前は忘れましたが、この橋だけは左側通行だそうです』

 

翌日は、内宮で二人で正式参拝する予定でしたが、先生がネクタイを忘れ (正式参拝は正装が基本らしい)、結局一人で参拝をすることに。

丁度、この日は神宮の新嘗祭(にいなめ)の初日で、宮内は混雑していました。

神官に祝詞をあげてもらい、清めをしたもらった後、正式参拝です。伊勢神宮は二礼、二拍手、一礼だそうです。

移動距離もさる事ながら、中身の濃い三日間でした。北海道 → 神戸 → 四国 →大阪 → 伊勢 → 名古屋

『赤福』

ありがとうございました。

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