植物には、植物の時間があります。人の一生は長くて100年くらいですが、ヒノキやスギとなると、1000年、2000年、単位の時間となります。
夕日
山桜
下の写真は、開拓前の森に、ススキやクマザサが生えていた時の写真です。草ボウボウで凄いです。
手入れ前
この下草を刈ったり、根を掘り起こしたりすると以下のような感じになります。
手入れ後
今まで、陽の当たらなかった場所に、陽が入るようになると、そこに眠っていた種子や球根が芽吹き出します
この眠っていた種子や球根を、シードバンク(種子銀行)と呼びます。
ワラビ
この実験を、この森ではじめて、今年で3年目になります。
今年は、森ある場所ではヒトリシズカの花が、別の場所ではワラビが出だしました。
ヒトリシズカ
この芽の素が100年前からのものなのか?
あるいわ、500年前からのものなのか?が全く分かっていません。
クマザサなどの下草をかると、今まで日陰だった所に陽が入るようになり、次のチャンスをじっと待っていた、次世代の植物が芽吹き出します。
エゾエンゴサクとカタクリの群生
ある場所では、クマ笹を刈ったところ、上の写真のように、一面が花で被われることもあります。
こんな感じにならないかとクマザサを切り、期待しながら待っていたら、先ず、そこから出てきたものは、タラの木、山ブドウ、ワラビ、ヒトリシズカでした。笑
地味です。
今朝のワラビ 7時くらい
約11時間後、かなり伸びました。
つづく
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