コロナウイルス後①

最近、コロナウイルスの問い合わせが多くなりましたので、このウイルスの考察を何回かに分けて書いてみたいと思います。

北海道神宮


今回のコロナウイルスは、私たちが、今までに経験したことがないものですので、日々の生活をどう過ごし、何を気をつけて生活をすればよいのか。


今後、この非常事態宣言がどうなり、いつ終息するのか、また、終息した後の社会はどうなるのかなど色々な不安があると思います。


では、1918年に流行したスペイン風邪を例に取り、今後のコロナウイルスの動向を予測してみたいと思います。

〇スペイン風邪

1918〜1920年にかけて世界各国で多くの死者をだしたインフルエンザで、その死者数は1700〜5000万人とされます。当時の人口は、18〜20億とされていますので、全人口の約2〜4%が亡くなったことになります。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スペインかぜ


第1波は、1918年の3月にアメリカのデトロイトやサウスカロライナ州付近などでの流行し、その後、5月、6月にヨーロッパで流行した。


第2波は、1918年の秋にほぼ全世界で同時に起こり、病原性がさらに強まり重篤な合併症を起こし、死者が急増した。


第3波は、1919年の春から秋にかけて、第2波と同じく世界で流行した。


最初に医師、看護師の感染者が多かったため医療体制が崩壊したため、感染が拡大したとされます。

日本では、第1波の流行が1918年10月から1919年3月、第2波が、1919年12月から1920年3月、第3波が1920年12月から3月にかけてである。


当時の人口5500万人に対し約2380万人が感染したとされますので、この統計より日本人の約半数が感染したことになります。


第1波の患者数・死亡者数が最も多く、第2波では患者数が減少する一方、致死率は上昇している。第3波の患者数・死亡者数は比較的少数であったとされますので、これは集団免疫が確立されたことが一つの理由と考えられます。


第1波 1918年10月から1919年3月 6ヶ月

患者数 2116万8398人 死者数 25万7363人

致死率1.22%


第2波 1919年12月から1920年3月 4ヶ月

患者数 241万2097人 死者数 12万666人

致死率5.29%


第3波 1920年12月から3月 4ヶ月

患者数 22万4718人 死者数 3698人

致死率1.63%

これらのデーターをもとに予想すると、今回のコロナウイルスも第2波、第3波がくると予測されますので、それらの準備をしていく必要があります。


第1波は、2020年1月から2020年6月

第2波は、2020年9月から2021年3月頃

第3波は、2021年12月から2022年3月頃


つづく

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