今月、10月1日、米メルク社は開発中のコロナ治療薬「モルヌピラビル」の使用によって、軽度から中等度の新型コロナ患者の入院リスクがほぼ半分に下がったことを発表しました。
メルク社は、年内に1000万人分を作るとしており、アメリカ政府は、すでに170万人分、13億ドル(約1,430億円)の購入契約を結んだとされます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/debce6867fdce2f6f1ce68ebfd1ae573c744be72
このモルヌピラビル薬は、12時間おきに5日間、計10回服用する治療法となります。メルク社はアメリカ政府に対して、1回の治療あたりの価格を700ドルで販売予定です。
この価格をもとにすると、日本では、1回の治療薬代が77,000円くらいになりますので、1カプセルあたりの価格が7,700円、これに処方箋料、診察料、検査料が加わることになります。
(画像)モルヌピラビル
メルク傘下の日本法人「MSD製薬」(東京・千代田区)に国内の価格設定を問い合わせたところ、「回答は控えさせてください」(広報担当者)とのこと。
(画像)モルヌピラビル
アメリカ メルク社/ イベルメクチン
実は、このメルク社、新型コロナウイルスに効くとされる「イベルメクチン」の製造会社であり、また、イベルメクチンをCOVID-19へ使うことを拒んだ会社でもあります。
国内では、「イベルメクチン」は、2002年から使用されている薬ですので、約20年間もの臨床データがあります。故に、新薬である「モルヌピラビル」を、これから緊急承認するよりは、既に安全が確認されている「イベルメクチン」直ぐに使った方が、より早く、安全なものを必要な人に届けられます。
また、価格も「モルヌピラビル」の1/12と安価です。
(写真)アメリカ メルク社
イベルメクチンの1錠あたりの薬価は、正規品で652.6円、後発品であれば、この1/3位の価格です。インドでの1錠あたりの製造原価は、3mgで1〜5円くらいです。
・モルヌピラビル 200mg 1cup 7,700円
・イベルメクチン 3mg 1錠 652円
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00049234
もし、このように新型コロナウイルスに効果のある薬があるならば、ワクチンを使う必要があったのでしょうか。
そして、この治療費の殆どは、税金で補填されることになります。日本で、この新薬を100万人に使ったと仮定すると、
77,000円 × 100万人
薬代のみで、およそ770億となります。
つづく
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