今週は、沖縄産アロエベラを蒸留しました。
沖縄 アロエベラ畑
このアロエベラという植物は、葉の幅や長さもあり、とても大きいです。
この皮を剥いで中身を取り出していると、植物というよりは、鮭か?何かの魚を捌いているような感じを持ちます。
アロエの捌き方は、先ずはじめに、両サイドのトゲトゲをピーラーで削ぎ落とします。
次に根元の頭を落としてから、中のゲル部位をピアノ線のようなもので三枚に下ろすます。魚を開くのと同じです。
このアロエのゲルは、ヌルヌル成分が多く、ツルツル滑る上に、あちこちがベタベタになります。笑
後始末が大変で、持つところ、触るところ全てがヌルヌルになります。
そして、このヌルネルを拭き取ろうと、布巾で拭き取ると、今度はこの布巾がヌルネルになり、水で洗ってもなかなか取れません。最強です。
アロエゲル部位
このヌルヌルの主成分は多糖類ですが、この成分を分離・精製しようと、2年間ほど試行錯誤を繰り返していましたが、なかなか上手くいきませんでした。
頭の中で、イメージを組み立て、抽出の過程を何度もシュミレーションしましたが、なかなか答えが出ません。
しかし、"ある時" ふっと答えが浮かびました。実際に試してみると、やはり予想通りでした。
予測し、計画をたて、準備し、実際に試して答えを得ます。
今まで、分からなかったことが理解でき、できなかったことが、できるようになるのは、とても嬉しい瞬間です。
諦めずに続けていると、自然はふっと答えを教えてくれます。新しい風景が見えます。試してみて下さい。
ありがとうございました。
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