香りの旅 水の都ベニス

フィレンツェで開催された香水展が無事に終わり、翌日は、列車でパドバという街とベネチアへ行ってきました。 

パドバは、イタリア半島の北東部に位置し、フィレンツェからは特急で約一時間半の場所にあります。

このパドバには、ヨーロッパ最古のパドバ大学や世界遺産のオルト ボタニコ植物園があり、約一万人の学生がこの街で学んでいるそうです。

何故、今回、この街へ行ったかというと、昨年のイタリアの展示会のあと、ジュリアさんというパドバ大学の薬学部の学生さんから調香のことや香気成分のことでメールがあり、色々な事をやり取りをしていると内に、この街へ来ることになりました。

彼女は将来、調香師やハーブに関わる仕事がしたいそうです。

パドバ街


今回は列車が、行きも帰りも20〜30分到着が遅れましたので、イタリアの交通事情について聞くと、バスでも列車でも時間通りに来ることは、ほぼないそうです。笑

時間より早く来ることもあるそうようでが、これだけ遅れれば、前のものか?後のものかも?分かりません。

来たものに乗り、着くまで待つというのが、イタリアスタイルのようです。

列車チケット 4号車 17D席


ベニスへは、パドバから各駅列車で30分ほどかかります。ベニスに到着した時がちょうど満潮時で、町中は海水で溢れていました。

”水の都ベニス”とは聞いていましたが、こういう理由とは知りませんでした。

水の都ベニス


一階の喫茶店やレストランでは、長靴を履くか裸足で海水に足を付けながらワインや食事を楽しみます。

今までに、お店の中に海水が入ってくる場面は見たことがなかったので驚きましたが、慣れてくると足浴のようで気持ちがよいです。 

靴を脱ぎ、街を裸足で歩いてみると、開放感があり、一つ自由になった気分です。

ベニス市街


このベニスは、イタリアでも有数の観光地で、年間を通じて観光客で溢れているそうです。この時期もメイン通りから裏路地まで人だらけでした。

移動手段は船で、街中では車がほぼ走っていません。各家庭には自家用の船があり、目的の場所にへは小舟で移動します。

街中は、道も細く、海水が溢れていますので、小舟が便利です。

街は迷路のようで、川の間を小路地があちこちに巡らされています。地元の人でもよく分からない道があるらしく、目的地まで行くのに道順がいつも違うと言っていました。

展示会に来られた方の会社がこのベニスにあり、是非、お店に寄って欲しいということでしたので、彼女に探して貰いながら事務所まで伺いました。

Google mapを頼りに細い小路地を進みますが、道が細すぎて地図が直ぐにズレてしまいます。この会社に着けたのは、本当に運が良かったです。

今回の旅も色々な方と出会い、話し、食べ、飲み、笑った旅でした。また、旅を続けたいと思います。ありがとうございました。

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