クマ笹から

今畑では、森の里山化を進めていますので、刈られたクマ笹がかなり出ます。

刈られたクマ笹


畑のクマ笹たちは、今のところ、皆から厄介者にされていますが、何かの拍子で状況が変われば「クマ笹 」様となります。

本来、クマ笹は、生命力が強く、薬効も多岐にわたりますので、笹寿司やクマ笹茶、青汁の原材料として広く使われています。

新葉が出るこの時期、クマ笹を集める専門の業者さんが山へ入っています。

お店でも、開業当時からクマ笹とヨモギ、スギナの粉末を混ぜた、野草の青汁というものを販売しておりますが、今でも、この商品には根強いファンがいます。

畑で刈ったクマ笹


今回は、このクマ笹の芯から炭を作って見ようとふと思いました。

ちょうど会社にマッフル炉がありましたので、この炉を利用して、実験的に炭作りをしてみました。

これで上手くいけば、畑で刈った笹から炭を量産していきたいと思っています。

先ず、剪定ハサミで、クマ笹をチョキチョキと適当な長さに切っていきます。これを専用の容器に入れて無酸素状態で蒸し焼きにしていきます。

昨日、炉へ火入れしてから帰ったのですが、今朝には炭が出来上がっていました。こんな感じです。

器ごと揺らすと、炭同士がぶつかり合い、カンカンと甲高い音がしますので、初めてにしては、中々上手くいった方だと思います。

欲を言えば、温度を下げ、もう少し長く蒸し焼きにすると、更に良い感じになる気がしますので、

次回は、条件を変えながら炭焼きの精度を上げていきたいと思います。

炭の中には、青く光った、メタリックの色を発した炭がありましたので、不思議な感じがしました。

水差しに入れて、使ってみます。ありがとうございました。

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