今日の札幌は、気温が29℃まで上がり、やっと夏らしくなりました。
今年も、イタリアフィレンツェで開催されます、香水展 PITTY FRAGRANZE15に参加することが決まりました。
フィレンツェ市街地
この展示会へは、昨年、初めて参加しましたが、信用が無いためか、香水審査や書類審査などで、かなり手間がかかりました。
今年は、先週末にイタリアPITTYから招待状が届き、難なく参加が決まりました。費用も安くなりましたので、昨年と比べると待遇が違います。
FRAGRANZE14 会場の雰囲気
昨年のフィレンツェは、初めての土地でしたので、会場までの交通手段や雰囲気など何も分からず戸惑いましたが、今年は二度目ですので少し余裕があります。
エッセンチアのブース
会社としては、一回参加した展示会には、二度は参加しない方針でしたが、街並みの美しさとイタリア人の陽気さに、今年も再びフィレンツェへ行く運びとなりました。
フィレンツェ市街地
昨年は、インターネット上で、偶然見つけた展示会に、何となく参加することを決め、フィレンツェまで来ましたが、この考えが甘かったです。
ただ、イタリアの様子をちょっと見に行こうくらいの軽い気持ちでした。
先ず、展示会後のメールの対応にパニック状態となりました。サンプル依頼からはじまり、メディア取材、商品取引とその内容は様々です。
そして、肝心の香水が航空便で送れません。何故なら香水は航空危険物に分類されるからです。
FRAGRANZE15 2017 9/8-10
香水は、内容成分にアルコールを含むため引火性液体に分類され、通常の方法では航空貨物での輸送ができません。そのために、危険物を航空搭載するための資格が必要となります。
会社に、この資格を持った人間が一人居ればよいのですが、何故か?この資格を取得するための試験勉強をすることになります。
この試験が、これまた大変な代物で、すっかりノイローゼとなりました。笑
ただの香水を送るために、火薬類からはじまり、引火性ガス、毒物、腐食性物質など、その全てを学ばなければなりませんでした。
書類の作成は全て英語で行われ、ここには色々な規則が適用されます。国際貨物ですので、当たり前といえば、当たり前ですが。
そして、その試験は100点中、80点以上を合格とされます。
こんな中、香水を、海外へ航空便で送れるようになりました。
今年は、生産体制と輸送体制が整いましたので、イタリア・フィレンツェで、日本文化の紹介と香水を売って参ります。新しい出会いが楽しみです。ありがとうございました。
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