イチゴジャムとイチゴ細胞水

今日は、真っ赤なイチゴが20kgほど届きました。

○旬のイチゴ


今回のイチゴは粒が大きく、到着した時にはすでに甘い香りがしていましたので、直ぐに蒸留をはじめました。

まだ、熟していない場合には、2〜3日置いてから蒸留します。今回は、香りが十分に出ていて良い状態でした。

洗浄中のイチゴ


イチゴの個性

イチゴの蒸留をはじめて、今年で、4〜5年となりますが、毎年、この時期にイチゴを蒸留して感じることは、味、香り、色、形、栄養等、どれを取っても凄い果物だと思うことです。

何とも言い表せない甘い香りを持ち、色鮮やかな赤色で、味は甘く・酸っぱく、歯ごたえ、形と、どれを取っても他にはないフルーツだと思います。

どこの国へ行っても、季節にになると市場にはイチゴが並び、デパートやスーパーでは、イチゴを原料としたジャムやスイーツが売られています。

イチゴは、そのまま食べるのは勿論のこと、ジャムやジュース、ケーキ、アイスと、さまざまな形を取った商品となります。

○イチゴの減圧低温蒸留


イチゴを蒸留機に入れ、機内を真空度-98MPaまで減圧していくと、27℃くらいでイチゴがプクプクと沸騰をはじめます。

イチゴの細胞から水分が気化していく過程で、イチゴは濃縮されジャムのようになっていきます。

濃厚なジャムが欲しければ蒸留を長くし、フレッシュなジャムが欲しければ、蒸留を早めに止めます。

下の写真は、イチゴが蒸留機内でジャムになったものです。フレッシュタイプです。 

※真空度-98MPaとは、宇宙空間とほぼ同じ状態です。天気の良い日は、-100MPaまで減圧度が下がります。

蒸留機内の濃縮イチゴ


このようにイチゴを濃縮をしていくと、熱も砂糖を加える事なしに、ジャムができ上がります。美味しいです。

イチゴ細胞水


イチゴ細胞水

ジャムの話しが長くなりましたが、毎年、イチゴジャムを作るために、イチゴを蒸留をするわけではなく、イチゴの細胞水を作るためにイチゴを蒸留をします。

副産物のジャムですが、あまりの鮮やかさと、その美味しさで、蒸留をしていると、時々どっちが主なのか分からなくなります。

精製中のイチゴ水


イチゴの美容液 

毎年、このイチゴ水を使った美容液を作っていまして、今年で、3回か、4回?になると思います。これは、一年に一回の500本限定の製品となります。

イチゴが旬のこの時期に、美容液の原料となるイチゴの細胞水を作りはじめます。水の代わりに、イチゴの細胞水を使った美容液ですので、多くのイチゴが必要です。

今回の美容液は、イチゴ水を主体に、イチゴエキスやハマナスエキスなどの成分を加えています。植物の作る水は活性が高いため、肌への浸透が良いのが特徴です。

 

この美容液は、今年も東京にあるアムリターラさんで、再来月の5月に発売される予定ですので、興味のある方は問い合をされてみて下さい。

今回、ご紹介したイチゴジャムも、個数限定ですが、美容液を買って頂いた方にプレゼントされると思います。

 

アムリターラ

http://www.amritara.com

ありがとうございました。

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