薬膳粥

今日は、昼ごはんを作る予定もなく、何となく思いつきで作ったお粥でしたが、食べ終わると身体の芯から、一日中ポカポカしていましたので、作り方を紹介したいと思います。

ハトムギ粥


何の変哲もないお粥ですが、食べてみると、これがなかなか美味で箸が進みました。食べている最中から、身体がポカポカしだしましたので、これは良いものだと思います。 

今回、使用した材料と作り方を下に書いておきますので、興味のある方は試してみて下さい。

昼ごはん

[材料]

ハトムギ割    200g

干し椎茸        大2枚

乾燥昆布20cm 1枚      

塩                   少々

エゾウコギ 5g/ 250ml

ハトムギをざっと洗い、30分ほど水に漬けておきます。

出汁を取るために、昆布と椎茸を水からゆっくりと弱火で加熱していき、沸騰する前に昆布を取り出します。水は1.2リットルにしました。

椎茸は鍋に残し、火を切り、蓋をしたまま30分そのまにしておきます。これで出汁の完成です。

もう一つの鍋で、エゾウコギを弱火で15分ほど煎じ、エゾウコギエキスを抽出します。

水に漬けておいたハトムギの水を切り、椎茸と昆布から取った出汁に、エゾウコギエキスと一緒に入れ、30〜40分ほど弱火にかけ炊いていきます。

面倒であれば、エゾウコギをティーパックに入れ、ハトムギと一緒に炊いても良いです。

出汁                     1000ml

エゾウコギエキス    200ml

ハトムギが柔らかくなりましたら、お好みで塩を入れて出来上がりです。30分位でした。

ハトムギは、「薏苡仁」とも呼ばれ、漢方では滋養や痛み、美肌に処方されます。特にウイルス性のイボには効果があるとされます。

余計な熱を取り去り、体の内から温める働きがありますので、普段、ご飯を炊く時に1〜2割入れても良いです。

エゾウコギ根茎


このエゾウコギは、北海道東部に自生しているウコギ科の薬草です。オタネニンジン(朝鮮人参、高麗人参)などの薬用人参と同じ仲間になりますので、滋養強壮や婦人科系の疾患、ストレスに良く効くとされます。

特に、鬱や自律神経失調症などの精神疾患には、一番良く効く薬草だと思います。

日本で市販されているものの中で、これ以上、精神疾患に効く薬草はないかと思いますので、次回は、エゾウコギについて書いてみます。ありがとうございました。

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