香りの旅 スイス・クール Chur ②

このクールは、グラウンディング州の州都で、約3万5千人ほどの人が暮らしています。一年を通じた観光地でもあり、ドイツやイタリア、オーストリアからの旅行者が多い話されておりました。

スイスでは、フランスに近い地域ではフランス語が、イタリアに近い地域ではイタリア語が、そしてドイツに近い場所では、ドイツ語が使われます。このグラウンディング州では、主にドイツ語が話されていました。ドイツ語と言っもスイス・ドイツ語だそうです。

街を歩いていると下の旗をよく見かけました。これはグラウンディング州のシンボルマークだそうです。

グラウンディング州旗


街中を歩いていると、至るところに州旗が下がり、銅像が立ち、スーパーに行っても、このマークの入ったビールやワイン、チーズがたくさん並んでいました。

地元の人たちは、このマークの入った製品をなるべく購入するようにして、自分の地元を大切にしていました。

スイスはワインも多く作っていますが、地元だけで消費してしまいますので、海外にはあまり出回らないそうです。価格は、一本2000円前後でした。

銅像

この旗の中にいる動物は何ですかと聞くと、これはヤギをモチーフにしたものだと言っておられました。

ヤギを州のモチーフと聞いて、ずいぶん弱そうな動物をモチーフにしたのかと思いましたが、このヤギは特別な野生種で、標高2000mくらいの山に生息しているものだそうです。

とても風格があります。

クリスマスシーズンのせいか、街中を歩いていると至るところにクリスマスツリーが置かれライトアップが施されていました。

 

こちらの人にとっては、クリスマスは特別なイベントです。学校は休みとなり、全てのお店が閉まります。都会で働いている人は、地元に戻り家族と過ごします。

クリスマスツリーに使う、モミの木市場もありました。こちらでは生のモミの木を購入して、自宅で飾り付けをするそうです。価格は、一本5000円くらいだそうです。

モミの木市場


モミの葉の嗅いで見ましたが、北海道のモミの木とは、香りが少し異なり、クール産の精油はリモネンが多いい感じでした。

こうして海外に出て、地元の人の生活を肌で感じると、クリスマス一つとってみても、日本とは習慣がずいぶん異なります。

自宅に招待され、子供部屋からバス、トイレ、寝室までお客さんに見せて、案内をしてくれます。

食事も毎昼、毎晩とご馳走になりました。テーブルには厚切りのチーズや肉が何種類も並び、それらを一枚づつ食べても、それだけでお腹が一杯になります。

そのチーズを溶かして、パイナップルやパンに乗せて食べていきます。今までに、こんな沢山の種類のチーズを食べたことはないです。

今回、遠く日本から、この土地に来てくれた事を大変喜んでくれて、毎日、家族全員でもてなしてくれました。色々な場所を案内してもらい、地元のお土産もたくさん頂きました。

言葉での理解は、ほどほどでしたが、今回の旅は、それ以上のものが得られました。12月の忙しい時期でしたので、行こうかどうか迷いましたが、こちらに来て、本当、良かったと思います。

ありがとうございました。

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