西瓜

こんにちは。

こちらは睡蓮の花が満開です。

札幌も, こんなに暑かったかなというくらい蒸しています。

北海道大学の構内にある池でも, スイレンの花が沢山咲いていました。

北大は, 一般の方でも自由に入れて, 食事もできますし,博物館などもあります。散歩するのにもオススメですので, 札幌に来た際には寄ってみて下さい。

スイレン花


先日、千葉から4Lの西瓜が届きました。

あまりにの大きな西瓜でビックリしました。一つの重さが5~6kgほどありました。

千葉の西瓜は, 瑞々しくて, 甘く美味しいです。

出身が千葉県なので少しヒイキがありますが。

千葉県 富里産 西瓜


今回は, 腎臓を患っている方に, 西瓜を細胞水に加工し, 飲んでもらおうと送られてきました。

いくらスイカが腎臓によいからと言って, スイカを毎日たくさん食べるのは大変でし, 糖質も多いので, 食べすぎは良くありません。

そこで, スイカを蒸留し細胞水に加工するなら , ペットボトルでも持ち歩けますし, 季節にも関係なく夏でも秋でも無理なく飲むことができます。少しでも楽になられると良いです。

昔から, 西瓜は利尿作用があることが知られ, むくみを取りさることから, 腎臓病の妙薬として使われてきました。

熱を取り去り, 体内の余分な水分を出すことから, 高血圧や心臓病にも効くとされています。

種や皮にも薬効があり, 種は熱冷ましの生薬として, 皮は血管を拡張する作用があることから, 血流を良くし,新陳代謝を上げる効果があるとされます。

西瓜の皮は, あまり食べる習慣がないですが, 漬物にすると美味しいです。糠漬けでも塩漬けでもよいので試してみて下さい。瓜に似た味です。

西瓜 スイカ

科名 ウリ科 

ラテン名 Citrullus Lanatus

英名 ウォーターメロン

原産地 アフリカ

薬効  浮腫み, 尿道炎,膀胱炎, 高血圧, 口内炎,解熱,二日酔, 尿路結石, 腎結石, 代謝促進

西瓜は, 字のごとく西から来た瓜ということで, 中国で西瓜となり, それから日本に入ってきたと伝えられています。

アフリカが原産のウリ科の果菜で, 日本に伝わったのは, 平安時代とか室町時代といわれていますが, 年代については定かではありません。

スイカ中の約90%以上が水分で, 残りの10%に豊富な栄養成分を含んでいます。

スイカ糖


この写真は, 約30℃で水分を飛ばし, 濃縮したもので, 凄く~甘いです。

今回, スイカをニ回に分けて蒸留しました。

初めは, 赤い中身だけを入れて蒸留し, 濃縮されたスイカ糖を取り出し, 次に西瓜の皮を入れ, その皮から生体水をとりました。中身より皮の香りの方がスイカらしく, 良く効きそうです。

今, スイカ水の残りを化粧水として, 肌や髪に使っていますが、これはとても良さそうです。

キュウリやヘチマなどのウリ科の植物は,  肌の炎症を抑える効果や美白効果, 肌細胞の再生を促進する効果がありますので, 化粧品原料としても良く使われます。このスイカの細胞水も肌や髪に良いようです。

スイカ糖


自然のものは, ”甘み”の中に”塩味”があります。

同じように, 塩味の中に甘みがあります。美味しい塩には甘みがあります。

この濃縮されたスイカ糖を食べて感じたことは, ”甘み”の中に”塩味”があったいう事でした。

今回, スイカ糖を食べてみるまでは, このことに気づきませんでした。

西瓜が大好きで, スイカに塩をかけてよく食べていますが、スイカの中に自然の塩味があることには, 全く気づきませんでした。濃縮されたものを食べて初めて気づきました。

こんなに甘いもの中にでも, ハッキリとした塩味があり, この塩味が甘みを引き立て, そしてその甘みが, また塩味を引き立てています。自然の妙味です。

 

分離・精製されたものは便利で使いやすいですが, 単一で何かに欠けています。

自然なものを味わって食べていると, 多くのことに気づかされます。自然とは,この甘みと塩味のようなバランスであるように感じました。ありがとうございました。

額紫陽花

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