今日は, 朝からクマザサを蒸留していました。
朝早くに会社の同僚からメールがありまして,
いま,山の中でクマザサの新芽を摘んているので,これから持って行くとのこと。
クマザサの袋を抱えて戻って来た, 同僚の顔を見ると何か違和感が......
話しを聞くと,クマザサを取っていたところ,そこにちょうどスズメバチの巣があったようで、頭と顔とをボコボコに刺されて戻ってきました。笑
余りにも腫れていたのでペパーミントの精油をまぜた特効薬を塗布してあげたら、直ぐに痛みと腫れが引きよくなりました。
北海道での野草の採取には,熊や蜂などのリスクが伴いますので、気をつけます。
朝取りクマザサ
北海道でクマザサと言うと, どこにでも見られる薬草です。でも何故か?誰もこの薬草に見向きもしません。路傍のダイヤモンドとも呼ばれ, 薬効も多岐にわたりますが, 何故か人気がありません。あちこちに, あり過ぎて当たり前過ぎるんでしょうか。
しかし, このクマザサは, 少し手を加えるだけで,素晴らしい飲み物にかわりますし, 美容と健康維持ためにも優れた薬草ですので、今日はいくつかかの利用方法をご紹介します。
カットクマザサ
朝取りした、クマザサを直ぐに蒸留器に入れて、生体水と乾燥葉に分けました。
この乾燥した葉に熱湯を注ぎ, じっと5分待ちます。笹の香りが立ち上がり,甘みもあり, 何とも言えない美味しいお茶でした。
蒸留された生体水のPHを測ると, ほどんどの細胞水はPHが4~6と酸性ですが, クマザサの細胞水だけは弱アルカリ性です。不思議です。
クマザサ茶
○飲み物として
ご家庭で, お茶を作る場合には,クマザサの新芽を採取して(6~8月)から, 良く洗い陰干しをします。
これをハサミで細かく切ればクマザサ茶の出来上がりです。お好みでフライパンで炒って焙じ茶にしても良いです。乾燥だけしたものと焙じたものを半分半分にして, お茶にするのも美味です。
クマザサ乾燥葉 3g
熱湯 200cc
熱湯を注ぎ蓋をして,5分間待ち出来上がり。
15分くらい弱火で煎じても良いです。
出来上がったクマザサ茶を冷やし, これにレモン汁とハチミツを入れたものは, 夏バテや美肌によく効きます。レモンの代わりに酢を入れても良いですので,試してみて下さい。
クマザサはケイ素やカルシウムを多く含みますの爪や髪を強くします。
○入浴剤として
お茶を淹れた出涸らしを洗濯ネットなどに入れて, お風呂にいれます。皮膚を清浄にし,よく温まります。
隈笹
学名: Sasa veichii
科名 :イネ科 ササ属
和名 :クマザサ
主要成分 : 葉緑素, クマササ多糖体,リグニン,
トリテルペノイド, アラビノキシラン,ケイ素
効果効能: 高血圧,糖尿病,血液浄化,美肌,体臭 口臭予防,滋養強壮,貧血改善,歯槽膿漏など
これらは, 安くて誰にでも簡単に出来ますので,是非試してみて下さい。ありがとうございました。
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