香り 情報伝達物質

こんにちは。

こちらは 朝 晩はずいぶん涼しくなりましたが 日中は まだ気温が上がります。

今回は香りと体調との関係について書いていきたいと思います。

バラ


*体臭と体調

いま 札幌にあるお店では 週に何日か健康相談をさせてもらっています。

このお店には アレルギー症状を持つ方から糖尿病 癌の方まで様々な方が来られます。

この方々は 体調の良し悪しに限らず 固有の香りを持ちます。この香りは シャンプーや香水などの香りではなく 人の香りです。

椅子に座わり 向き合った瞬間に香りを発する方や話しをはじめると香りを出す方などさまざまです。この香りも種類や強・弱など その時の体調によって変わります。

この仕事を始めた当初は 一体この香りは何だろうと不思議に思っておりましたが 相談を長く続けていますと体臭と体調とは密接な関係があることが分かってきました。

当初 この香りが何処から来るのか それが体臭なのか口臭なのか 全く分かりませんでしたが 最近では ”どんな時”に”どんな香り”を出すのかや 香りの種類・分類などある程度わかるようになりました。

私自身 元気な時はあまり体臭はありませんが 身体が疲れてくると酸味を帯びた香りになります。

これは 夕方シャツを脱いだり 着替えたりする時にはっきり感じられます。

香りを文章で表現するのはとても難しいですが、明らかに独特の香りを持ちます。 

私たちの体臭を分類するとスパイス様の香り 乳製品のかおり 酸臭 甘い香り 油臭 魚臭など様々で 体臭には民族特有の香りがあることも分かっています。

*香りは植物の言葉

では この香りは何のために在るのでしょうか。

植物を例に取りますと 植物は 受粉するために香りを使い昆虫を呼びます。

細菌やウイルスから身を守るために抗菌・ウイルス作用のある香りも出します。

また 害虫が来た際に 香りを出し 周りの植物に知らせ 葉の中にタンニンなどの苦味成分を出して必要以上に虫に食べられないようにします。

植物は情報を伝達する物質として香りを使っているようです。ありがとうございました。

つづく

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