おはようございます。
今朝は、早くからハマナス花中のポリフェノール量を測定しておりました。
下の写真が蒸留後の乾燥したハマナスの花です。
無酸素、低温で乾燥するため、鮮やかな色と濃縮された花の香りが残ります。
乾燥ハマナス花
試薬はこんなものを使います。試薬を調整するだけで、3時間ほどかかりました。
測定する機器は紫外線可視分光器というもので、今回は660nmの光の波長を使用し、ポリフェノール量を測定していきます。
試薬により発色させたハマナスポリフェノール
この原理は、植物中のポリフェノールを試薬により発色させ、その色の濃さからポリフェノール量を測定するというものです。随分濃い色でしょう。
分光器とセル
検量線
検量線とは、ポリフェノールの量を測定する際のの基準となるものです。今回は没食子酸を基準物質として検量線を作りました。
遠心分離機
今回のハマナス花中のポリフェノール量は9.88g/100gでした。通常、植物中のポリフェノール量は1g/100g前後ですので、これは、かなり多い量が含まれていることになります。
今日は、ハーブティーにして飲もうと思います。
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