これが, 今回のラベンダー精油です。
透明なグリーン色をしています。
普通、水蒸気蒸留法で取られたラベンダー精油は透明色か黄色ですが、減圧低温蒸留で得られる精油は, 薄い緑色です。
これは, 蒸留する時に, 30~35℃の低温と酸素が無い状態で蒸留しますので, 精油の酸化がほとんどなく, この色になるようです。
減圧低温蒸留法で得られたラベンダー精油
下記の写真がラベンダー細胞水で, ラベンダーの香りを持つ無色透明の水です。
この減圧低温蒸留法は, 以前にも話しましたように, 植物そのものの水を抽出できる方法ですので, この水のことを植物細胞水とか植物生体水と呼んでいます。
ラベンダー生体水
水蒸気蒸留法はラベンダーを水蒸気で蒸し, ラベンダーの香りを蒸気と一緒に取るものです。
これは芳香蒸留水とかフローラルウォーターと呼ばれます。
一方, 減圧低温蒸留法は, 一切の水を使用せずにラベンダーが作る水とその香りを取るものです。
これは植物生体水とか植物細胞水と呼びます。
芳香蒸留水と細胞水に含まれるもの
◯芳香蒸留水.....蒸留に使った水と香り成分
蒸留温度100℃以上
◯細胞水......ラベンダーの細胞水と香り成分
蒸留温度30~35℃
減圧低温蒸留法で得られた細胞水を説明すると,こんな感じになります。
今回の旭川産, おかむらさきの香り成分は, リナロールやリナロールアセテート、テルピネン-4-オールなどの主成分が入っていました。詳しくは次回書きます。
今朝, ラベンダーが追加で20kg届きました。
今日で, やっと蒸留が終わったとほっとしていましたら, 再び大きなダンボールが朝に4個着きました。
今回のラベンダーは出来が良かったため、追加で送ってくれたそうです。
つづく
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