ラベンダーおかむらさき③

先週末に, ラベンダーが届いてから, 連日夜遅くまでラベンダーの処理をしていましたので, ここ数日は寝不足気味で, 今日は少しアクビが出ております。  

全ての作業がやっと終わり,ほっとしています。

今朝も朝早くから掃除やデーター処理をしていましたので, 今晩は早くに寝たいと思っています。

ポリフェノール量測定


昨日からラベンダーの香り成分の測定とポリフェノール量の測定を同時にすすめていましたので,いくつかのデーターがとれました。

ラベンダー花穂に含まれるポリフェノール量は,1.9g/100gと高い値でした。かなり多いです。

◯ラベンダー花穂のポリフェノール量 

    1.90g/100g

ラベンダー精油


精油に含まれていた香り成分はリナロール, リナロールアセテート(酢酸リナリル), ラバンデュオール, テルピネン-4-オール, カリオフィレン, ゲルマクレン, シトロネロールなどでした。

生体水の香り成分には, リナロール, リナロールアセテート, ラバンデュオール, テルピネン-4-オール, α-テルピネオール, ボルネオールなどが含まれていました。二つの定性分析の結果をまとめて下記に書いておきます。

GC/MSのチャート

ラベンダー精油   定性分析

リナロール                  19.5%

リナロールアセテート 61.7%

ラバンデュオール         1.9%

テルピネン-4-オール    1.0%

β-ファメセン                1.3%

カリオフィレン             8.1%

ゲルマクレン                 1.1%

シトロネロール             0.8%

ラベンダー細胞水  定性分析

リナロール                   69.2%

リナロールアセテート  8.3%

ラバンデュオール         3.0%

テルピネン-4-オール    11.0%

クリプトン                    1.7%

ゲルマクレン                 1.1%

α-テルピネオール          1.8%

ボルネオール                 2.8%

これによると, リナロールとリナロールアセテートの割合が, 精油と細胞水では逆になります。

この理由としては, リナロールはアルコールに分類されますので,リナリルアセテートよりリナロール方が水に溶けやすいためと思われます。

この両成分は,自律神経を調整し鎮静作用をもつといわれますが、特にリナリルアセテートの鎮静効果が高いと言われます。

ラベンダー精油中にリナリルアセテートを35%以上含まないものは,あまり効果がないとされています。

市場に出回っている精油の殆んどは, 有効成分の含有量が少なかったり, 成分自体が劣化していたりと, 人を癒す力を持つものが少ないです。

精油は, 良い品質のものを適材適所で使う事で効果がでますので,精油を買う際には, 先ずは品質の良いものを選ばれるとよいと思います。

今回のラベンダーはリナロールアセテートを61,7%, リナロールを19.5% (合計80%以上)含んでいましたので, とても品質が良いものと思います。

また, ティートリー精油に含まれ, 抗菌作用を持つ成分である,テルピネン-4-オールがラベンダー精油にも生体水にも多く含まれいたことには驚きました。

この下の写真はラベンダーの焼酎です。

ラベンダー焼酎


蒸留器に残ったラベンダーがもったいなかったので、蒸留器を洗わずにそのまま焼酎を蒸留しました。

焼酎のアルコールにラベンダー精油が溶け込み, 贅沢な焼酎が出来上がりました。これはとても品のある良い香りで,まるで香水のようでした。

アルコールが蒸留器を綺麗にしてくれましたので, その後の掃除も楽でした。

昨日から生体水や焼酎をゴクゴクと味見したり, 付けたりしていましたので, 心身ともにバランスが良いです。

化粧水のサンプルも何となく出来上がりました。内容はラベンダー花水、水、ラベンダー花エキス、ラベンダー油です。この化粧水にはラベンダーが丸ごと入っています。

やっと終わりました。今日はゆっくり寝ます。ありがとうございました。

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